Photo: 「無敵の心身」
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月の魔法
「真夜中のラブレター現象」というエントリを読みました。思っている事を全て洗い浚い吐き出して人々の関心を惹き付けたいという事らしいのですが、なるほど私もそんな気持ちになってしまう夜もありますね。過去にも何度かその様なエントリを「呟き」として書いておりますので。

私もまた現実とはかけ離れた世界を縞瑪瑙として漂っていたいという気持ちから此処で書いてきたわけです。ですが、私は嘘を書く為に此処で書き始めたわけではないので、如何しても現実の私が出てきてしまうのは仕方がないのです。なので、私が何処の誰であるかを察しの良い方は気付いているでしょう。

私は好ましく思っている、或いは尊敬している方々に、私という存在を知って欲しいと思ってもいるのです。其れもあって書き続けている。私は其の方々を何時までも忘れません。もう二度と此処にやって来てはくれなくても。中にはこの世を去ってしまった方もいることですしね。

私は知ってしまった方を忘れる事は出来ない。何時までも忘れない。其れを怖いと言われた事もある。

本当は忘れてしまった方が良いのかもしれません。ですが、私は忘れる事は出来ないのです。私の生が終わりを告げる時まで、私は其の方々との縁を抱えて生き続けるのです。忘れてくれと懇願されても、私は無情にも忘れる事なく。なんと罪深き人間なんでしょうね。そんな私を頭上の月は冷たく照らしているのです。今宵は私の耳にゲール語を操る歌姫の歌声が響いて、月の世界まで連れて行ってくれそうですよ。おや、私も真夜中のラブレターを書いているようなものですね。まるで月の魔法にかかってしまったかのようです。
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